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Thereof

Thereof / NATURE LIVING
★★★★☆☆☆☆☆☆

01. Before the light fails
02. Fine sensibilties
03. Between delight and sorrow
04. Sensation
05. Anode ray
06. There is no substance
07. Take other's hands
08. Terminable
09. Over there
10. Leave me alone Mr. Myself
11. Waiting your smile
12. Far side of the sun


J-POP要素も感じ取れるアルバムではあるが、それでも単に甘くなり過ぎないのはスカスカな打ち込み音とドラムンベースがしっかりリズムを刻んでいるからだと思う。重圧なドラムが全体を引き締める"Fine sensibilties"途中入るオルガン(ピアノ?)の音が一層エモな要素を醸し出す"There is no substance"自宅のテラスから(そんなもの無いけど)町並みを眺め日々の変化を憂いに楽しむような"Take other's hands"など様々にパターンに変化し続けるカラフルなトラックに"静と動"2つの顔を持つボーカルが生み出す音楽は素直に面白い。
| comments(0) | - | NATURE LIVING |
Silent Alarm

Silent Alarm / BLOC PARTY
★★★★★★☆☆☆☆

01. Like Eating Glass
02. Helicopter
03. Positive Tension
04. Banquet
05. Blue Light
06. She's Hearing Voices
07. This Modern Love
08. Pioneers
09. Price of Gas 10. So Here we are
11. Luno
12. Plans
13. Compliments


ある人は彼等の音楽に爽快感を感じ、ある人は彼等の音楽に一人で寂しくて発狂しそうな気持ちを感じる。BLOC PARTYというグループはリスナーによって感じ方がコロコロと変わる珍しいバンドだ。それは多分メンバーの人種を越えたボーダーレスな音楽性や引き出しの多さに関係している部分が強いと思う。UKロック好きには堪らない歪んだパキパキなベースが飛び交ったと思えば次にはクラブミュージックのような広がりを見せる曲もすんなりこなす。器用と言えば聞こえは良いが実際は何でも器用にこなし過ぎる性で逆に彼等の目指すべき形が若干不透明になりつつある。個人的には男臭さがシブカッコイイ"She's Hearing Voices"のような方向性でやってくれると嬉しい。
| comments(4) | - | BLOC PARTY |
Everything In Transit

Everything In Transit / Jack's Mannequin
★★★★★★★☆☆☆☆

01. Holiday From Real
02. The Mixed Tape
03. Bruised
04. I'm Ready
05. La La Lie
06. Dark Blue
07. Miss Delaney
08. Kill the Messenger
09. Rescued
10. MFEO: Part 1- Made For Each Other, Part 2 - You Can Breathe
11. Into the Airwaves


オシャレで軽快なピアノロック。この素敵な楽曲郡を一言で表現するならばそういうコトになる。中には余りにもポップ過ぎるという声も聞かれるが、ここまで高い完成度を誇る作品を披露してくれたアンドリューに僕は素直に拍手を送りたい。ループミュージックのはずなのに、いつの間にかループミュージックで無くなっている変則的な曲や8分も越える長作なのに全く中だるみを感じないストーリーテイストな"MFEO: Part 1- Made For Each Other, Part 2 - You Can Breathe"壮大な世界観に映えるピアノの美メロが涙腺を揺さぶるラストナンバー"Into the Airwaves"など注目曲も目白押しだ。
ジャケ画からも伝わってくるがサンフランシスコの湾岸線をドライブしているかのようなこのゆるーい心地良さは病み付きになります。
| comments(0) | - | Jack's Mannequin |
triangle to square

triangle to square / WRONG SCALE
★★★★★★★★☆☆

01. p.s moved out
02. trace of grief
03. Things as they are - date 3.12 -
04. 36
05. in my hand
06. Anxiety
07. to the sea
08. Reason of sorrow
09. Always want to be loved
10. Wait
11. G.F.S
12. PHOTO


"衝撃を受けるよ!"

確かに友達がそう勧める理由は分かる。ボーカルのクリアに透き通った声質は所謂"美メロ"と言われる泣きを誘う上質なサウンドにすんなりと溶け込んでいるし、変わり変わりする先の読めない曲調の変化や音に関する引き出しの多さが更に魅力を引き出しており、今までに体験した事の無い感覚に連れて行ってくれる。これ程までに雑多なジャンルの音楽を一つに詰め込む音楽性は"今あるモノを経験と知識でより良いモノに進化させる"事に長けている日本人特有の能力のお陰では無いだろうか。様々な音楽にインスパイアされオマージュし生まれた類稀なき音楽性はDOPING PANDA,ala,the band apartなど頂点にいるバンドにも通じる印象を受けた。
ただ、僕が危惧しているのは日本ではオマージュ音楽はある程度の成功を収めているが、ふっとこの一段階上の音楽が聞きたい時に日本人で名が出てこないと言う点だ。まずは洋楽で革命が生まれそれが島国に流れ着きそれを進化させるのでは無く、今後は"日出国『日本』"その名に恥じないようここから最先端の音楽を世界に発信せねばならないと思う。
| comments(0) | - | WRONG SCALE |
CONCRETE GREEN.2
JUGEMテーマ:音楽

CONCRETE GREEN.2 / SEEDA & DJ ISSO
★★★★★☆☆☆☆☆

01. C.C.G A-Thug Spcial Interview
02. アルバムサンプラー01./ SCARS
03. BRING THE SHIT / bay 4 k
04. SWANKY SWIPE かんぐり大作戦
05. FAKE / BES&MONJU(仙人掌)
06. LIVE / MONJU(仙人掌)
07. STAY TONIGHT /MIKE AKIRA
08. Y.A / GEEK     
09. C.C.G.EXCLUSIVE / NORIKIYO
10. N.U/ KYN. BRON-K
11. アルバムサンプラー02 / SCARS
12. DAY DREAMING / SEEDA
13. C.C.G A-Thug Spcial Interview
14. アルバムサンプラー03 / SCARS
15. C.C.G EXCLUSIVE / 仙人掌
16. C.C.G EXCLUSIVE / 4WD
17. OH NO / SIMON
18. 24/7 / SIMON
19. 犯罪0の町/ SDJUNKSTA
20. 起きろ/ GEEK
21. CHEESE / GEEK
22. UP SHIT / L-VOKAL
23. WHOS WORLD IS / .REUKI
24. C.C.G EXCLUSIVE / NORIKIYO
25. IN DA HOOD / NORIKIYO
26. SLIP / SEEDA
27. 絶対いける/ 神戸薔薇尻

すっかりお馴染みとなったSEEDA AND DJ ISSOのMIX CDシリーズ。常に新しい手法を用いてリリースする彼等だが、今作『C.C.G.2』もまたまたやってくれた。今までのようにSEEDA自身やSCARS周辺の音源だけでは無く、SEEDA氏自身が実力を認めるアーティスト(全国的に無名なMC多数)を多数フィーチャーしたのだ。これは星の数ほどいる無名のMCからしたら喜ばしいコトで、一つの目標が出来たと思う。
ただ、その新人を採用した為に各MC毎の実力がバラバラになっていて、結果的には今までよりも、個が強くなり過ぎていて聞きにくさも増えたと思う。まぁ、それでも作品を通して感じる粋なカッコ良さがこの作品の持ち味だと思う。特にSEEDAとSD JUNKSTARの音源は完成度高し!!是非正規での発売が待ち遠しい。
MIX CDでの商法を見出した彼等が、日本でも実力社会を作り上げようと活動しているなら、僕達リスナーも覚悟して聞かなければ冒頭の言葉通り、いつの間にか置き去りにされているコトだろう。
| comments(0) | - | SEEDA AND DJ ISSO |
City Of Angel
JUGEMテーマ:音楽

City Of Angel / 晋平太
★★★★☆☆☆☆☆☆

01. City of Angel
02. I still Love You
03. フリースタイル・ダンジョン Part.2
04. 万歳
05. キピャヘダップ
06. Stay Gold feat.CHRIS,弘光

2005年B-BOY PARK MCバトル優勝者の晋平太。RUDEE KIZZとしての活動よりソロ活動の方が表立っていた彼は、遂にULTIMATE MC BATTLE王者カルデラビスタとの王座統一戦TUFF CITY MC BATTLEで見事栄冠を勝ち取り、MC BATTLEキングとしての座を勝ち取った。
リード曲"City of Angel"はDJ WATARIのらしさが存分に出た、近未来を思わせるど派手なトラックで、そこに晋平太の貫禄十分なライミングと時折入る日本語ラップレジェンズの声ネタなどが華を添える代表曲。
ただ総じて実績やトラックの派手さに比べると、どうしても迫力不足に思えてしまう。今の時代には貴重とも思える堅い韻踏みに、ストーリーテラーなリリックは目を見張るものがあるが、悪く言えば無難な枠組みに納まっており、新人特有の爆発力などに欠けていると思う。
| comments(0) | - | 晋平太 |
人言今心
JUGEMテーマ:音楽

人言今心 / カルデラビスタ
★★★★☆☆☆☆☆☆

01. 赤門
02. 届 feat. AXIS
03. CAL DE LA BISTA 2006
04. 緑門
05. 平日
06. 日、言、月、日、迷、音 〜meian〜
07. TENG-TENG
08. 黄門
09. 都鳴
10. Re:
11. 青門
12. 空部屋
13. TRAINING BOX WITH 8 EXIT
14. 飽和 feat. COMAME, Me-g
15. 自問

ULTIMATE MC BATTLE2005の優勝で一気にトップMCの仲間を入りを果たした、レペゼン柏の風来坊カルデラビスタ。彼の特徴は何と言っても絶好調時のXBS並みの切れ味鋭いフロウと着々と進む中での時折放つパンチラインの強烈さだろう。特にソリッドで痛快なパンチラインは目を見張るものがある。
JAZZYでオルガンの音が特徴的だった前作に比べ、アンダーグランドから這い上がろうとしているアグレッシブルなトラックは、今の自身の境遇を重ねているのか?かなりの意気込みを感じる。また、様々なトラックメーカーが提供してる割に作品全体の統一感が出ており、かなりバランスが良いと思う。
| comments(0) | - | カルデラビスタ |
Orange and Blue Invitation
JUGEMテーマ:音楽

Orange and Blue Invitation / Organ
★★★★★★★☆☆☆

01. Invitation feat.将絢(Romancerw)
02. Beautiful
03. 夕方soul
04. 夕方love
05. ウワの夜空

"兵隊はアンドロメダ / STERUSS"への客演で一躍注目を浴びた横浜出身のMC Organの1stEP。作品を聞く限りでは独特のリズム感と時に凶暴性が見え隠れする不可解な世界観が特徴のラッパーだと思っていたが、いやはやここまで引き出しの多いアーティストとは驚かせられました。IXLが手掛けたトラックは無機質で淡々とした所謂、擬似綺麗めトラックが繁栄してる現状に挑戦状を叩きつけるかのような浮遊感と暖かみの帯びたトラックになっている。そこには音楽の温かさ、もとい素晴らしさを再確認させられた。言うなれば「心地良さ」だけでは無く「暖かみ」を感じるトラックには音楽の本来の姿を見たとも言える。また、その素敵なトラックに鮮やかに順応するOrganは一つ一つ丁寧に言葉と音を紡いで行き、次第に音に言葉を溶け込ませていった。しっとりとそれでいてスモーキーなフロウは今後どう進化していくのか多大に期待出来る。また、最近いたる所で名前を聞くようになった成長株のRomancrewの面々(将絢,ALI-KICK)の素晴らしいサポートも見逃せない。5曲収録1000円。CD-Rでこのクオリティーの高さ。一体じっくりと腰を据えて作りこんだらどんな作品が生まれるのか。それを想像する楽しみが増えただけでもこの作品を買う価値はあると思う。

| comments(0) | - | Organ |
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