UPRISING / NITRO MICROPHON UNDERGROUND
★★★★★★☆☆☆☆
01. TERMINAL-1
02. WATACK
03. Coming Soon
04. DOLLAR BILL
05. テスタ・ロッサ・フェスタ
06. UPRISING
日本語ラップの教科書ともなっているNITRO MICROPHON UNDERGRONDの1stアルバム『NITRO MICROPHON UNDERGROND』。煙たい東京の空気に8MCの個性が相乗効果を生み出し、化学反応を起こし、へッズ達を完全にロックした奇跡の1枚と言えるものだった。その後ソロ活動や様々な客演を経て新星堂限定シングル『NITRICH/SPARK DA L』を発売。音質の悪さは残念だったが、カラフルなフロウは八宝菜の健在ぶりをアピールし、より次回作に対する期待を膨らませてくれた。
そして奇跡の1stアルバムから4年の月日を経てリリースされた待望の1枚がこれ。当初フルアルバムの予定だったはずだが意外?不思議?にも発売されたのはミニアルバムだった。更にGORE-TEXの不参加や当初の予定(MUROの参加やNITRICHのREMIXが入る等)とは違う摩訶不思議な部分もあったが、それでも当時はこの作品の出来に不満は取り除かれていった。
名曲"HARD CORE"にも負けじと劣らないシリアスでグチャグチャ感がNITROらしい"テスタ・ロッサ・フェスタ"アメリカのメインストリーム色が前面に出てるトラックが当時のNITROには珍しかった"DOLLAR BILL"その後のスタイルチェンジを踏まえるとマダマダ発展途上中だった彼等だが当時の全てを持って爆発的な化学反応を起こした"UPRISING"は文句無し。
全体的にどのMCも1stより成熟されており進化が伺われた。それは今まで抜きん出てた技術を持っていたDABOの成長の無さが浮き彫りになった程だ。ただ全体的に底上げされた中でも光ったのがSUIKENとMACKA-CHINのキレキレ具合。オリジナルティ溢れるフロウや言葉遊びは抜きん出て耳に付く。
その後、夏に発売された2ndアルバム『STRAIGHT FROM THE UNDERGROUND 』は権並低い評価を受けているが、もし"NITRICH"や"UPRISIG"などの曲が予定通りに収録されていれば1stにも負けない作品になっていたかもしれないというのは言い過ぎだろうか。
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