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詩人の刻印
JUGEMテーマ:音楽

詩人の刻印 / 小林大吾
★★★★★★★★☆☆

01. ガーゴイルの言いかけたこと
02. 手漕ぎボート
03. アンジェリカ
04. 二度ふれる前に消えてなくなれ
05. レ点の力学 #106
06. 三角バミューダの大脱走
07. 腐草為蛍 (くされたるくさほたるとなる)
08. 蝸牛の憂鬱
09. 饗宴
10. レ点の力学 #103
11. 話咲く種をまく男
12. 女と紙屑

小林大吾。あんまり大きな声じゃ言えないけど、この作品を聴くまで、彼という人間を知らなかったので、その分衝撃も大きくて、本当面白いアーティストが出てきたなっていうのが率直な感想。たぶん分類するとしたらMAKKENZとか神門とか武藤正幸とかと同じ枠組みに入ると思うんだけど、ただ曲調とかじゃなくって、感性だけで考えるなら個人的には降神のナノルナモナイに近い気がする。少し視点を変えるだけで、白にも黒にも転ぶ絵本のような感じ。ある意味とってもグレイゾーンな作品だと思う。また必要最低限まで抑えた単純なループミュージックに、色々な言葉を置いては放り投げる「リーディング」という手法のラップは、山手線のように同じところをグルグルと回っている感じが、とってもじれったくて、すごい興味深い。この作品を聴いて、ある人は、とっても退屈な40分を過ごすかもしれない。ただ、同時にこの作品を聴いて死ぬのを止めたって人がいてもおかしくないと思う。正直聴く人を選ぶ作品だけど、そんな曖昧な感じがこの作品最大の魅力だと思うし、事実僕は"話咲く種をまく男"を聴いて、ちょっと前向きに生きれるようになりました。
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